top of page

【学生インターン】編集者/ライターを目指した私の学生時代

  • R
  • 2月24日
  • 読了時間: 5分

JUNE 19, 2024


【引用:The Worst Day Club】



新卒採用で編集者になれる人はごくわずか。


大手雑誌の採用条件のほとんどは「3年以上の実務経験」。


「何から始めたいいのか分からない」、「関わりもないしきっかけもないから難しそう。」と思いがちな雑誌の編集者、ライターという職業に憧れを持っているそこのあなたへ。


今後必ず!役に立つであろうファッション誌でのインターンをまずは、学生のうちに経験してみるのはどうでしょうか?


同じく学生の時に編集・ライターを目指し、現在はファッション業界のマーケティング分野で働きつつ、フリーランスのライターとして活動する私の経験を本記事ではシェア。この記事を読んで少しでもインターンのイメージトレーニングに繋がったら嬉しいです。


※守秘義務のある都合で具体的な社名を伏せてのシェアになります。ご了承ください。



  1. 実際のインターンの内容 

    1. 1日の流れ

  2. 少ししつこいくらいが丁度いい? 

  3. 編集者=トレンドの火種をみつける

  4. 今私が編集志望の学生だったら

  5. 入社する前にリアルが知れるということ



実際のインターンの内容


私は主に女性ファッション誌向けの記事を執筆しているフリーランスのライターの方のアシスタントを1年半、その後別の女性ファッション誌編集部でインターンを3ヶ月経験しました。

主な業務内容として共通していたのはテープおこし。取材時に録音していたものを記事用に文字でおこし、まとめる仕事です。他にも、お弁当の発注、買い出しなどの雑用から、撮影の立ち会い、実際に記事の提案と本文を書いて見ていただいたり、特集ページに関するリサーチなど幅広い仕事を担当していました。



1日の流れ


勤務時間は不規則で、家で1日テープおこしをする日やリサーチの作業をする日もあれば、買い出しで都内を走り回る日があったり。各タスクに期限が設定されていて、その期限内にタスクをこなすイメージです。毎日違う作業を経験できたのは新鮮さがあって楽しかったです。






少ししつこいくらいが丁度いい?


インターンは主にWEBで探していましたが、なかなか情報が集まらず...そんな中、とある編集者の方が「アシスタント募集」とSNSに投稿しているのを見て迷わずDMをお送りしました。


「アシスタント募集という投稿を拝見しました。働きたいです!やる気だけはあります!」

初めは返信がもらえずでしたが、諦められず、4ヶ月に1回DM送っていたら、想いが伝わりアシスタント業を始めることになりました。何回も送るの失礼かなとも思ったのですが、「ここで関われなかったらきっと一生関われないから送っちゃえ!」と何回も送りました(笑)


そして、アシスタント業務の内容の確認→承諾→インターン初日を迎えました。


編集部でのインターンは、情報自体はWEBで見かけ、履歴書とAdobe Illustratorで自作したインフルエンサーの写真の切り合わせを編集部の住所へ直接送ったところ、ちょうど人員が不足していたこともあり面接を経て採用されました。(タイミングって大事ですね)

面接では、今までの経歴のほかに、SNSの動画編集ができるのか、長所や短所、インターンでどんなことを学びたいか、コンポジを自作していたので Adobe Illustratorがいじれるのかなど聞かれました。同期の存在はおらず、並行してサマーインターンに参加していた子が1名いました。



編集者=トレンドの火種をみつける


2つのインターンを通して、雑誌の記事執筆から撮影準備等、編集者としての仕事を一通り関わらせていただき、ページの構成の仕方、作り方など文字ベースだけだと分からない部分を身をもって体験できたことは大きかったです。

何よりもリサーチが上手になりました!雑誌はトレンドの火種を見つけページ内に掲載するのがお仕事。トレンドになっているものを取り上げても何も意味がないので、これからトレンドになるであろうものを予想してページに掲載するのがお仕事です。リサーチ力は社会人になった今でも活きていて、私の強みであるのかなと感じています。



The Worst Day Club
The Worst Day Club

アシスタントとして、スタジオの空き状況を聞いたり、お弁当の発注や、お店に撮影の許可をもらったりなど、雑誌制作の裏側を支えるのも大事な仕事。

学生だったので特に時間面で両立がかなり難しかったです。履修を組むときに講義をなるべく1日に詰め込み、1日休を作りインターンに時間が割けるよう、工夫していました。



今私が編集志望の学生だったら


私の時代よりも、Instagram、TwitterなどのSNSが活発化、ビジネス化していると感じています。あの頃の私は誌面にしか興味がなかったし、編集者を志すなら誌面と思っていたけれど、今ならSNSに関わる仕事やデジタルマガジン、もっと幅広い職種を見ていたのかなとこの記事を書いていて思いました。

今の現状ではオンラインの誌面が活性化してしまい、誌面から少しずつ読者が離れ、廃刊している雑誌が増えているのも事実。1枚紙をめくるごとにどんな世界が待っているのかワクワクしながら見ていた雑誌は少しずつ確実に離れてしまっているのかなと感じています。

ウェブはウェブ、誌面は誌面でそれぞれ良さがあるのも確かです。インターンを通して、自分のよりやりがいを感じられる分野をみつけることもできるかもしれませんね。



入社する前にリアルが知れるということ


社会人になり周りの話を聞いていて感じるのは、「思ったような仕事じゃなかった」、「こんな仕事と知っていたら違う会社、職種についていた」と感じている人が多いということ。

インターンを経験しておけば、体験談だけでは分からない部分を深く知ることができ、将来働きたいのか、自分に合っているのかなど、自分ごとで考えられるようになると思います。それはどの職種、職業でも共通していえるのではないでしょうか。学生はやりたいことを存分にできる最後の期間だと思ってます。将来何をやりたいのか分からなくて困っている人も、将来やりたいことがあるけどきっかけがない人も。身も心も軽やかなうちに色々経験しておくのが良いのではないでしょうか。

Comments


bottom of page